2018.12「内臓調整法」 講師:水谷 浩二


 及川先生の「足育整体」に続いて、午後の部では「内臓賦活法・内臓調整法」をテーマに取り上げました。

 

 各臓器に対するアプローチとしては、椎骨・脊髄神経や経絡・経穴、四肢の関節など様々な方法がありますが、今回は振動圧を用いた「臓器に直接働きかけるようなテクニック」を多く紹介しました。なお、腹部の振動圧では、肋骨(特にR11,12の浮肋骨)には十分に注意を払い刺激しましょう。


 一般的に猫背のような前かがみの姿勢では、上半身の重みが過度にかかるソ径部が緊張し、内臓下垂ならびに臓器の機能低下が起こります。このソ径部の緊張をいかに緩めるかが内臓調整の鍵となります。テクニックとしては、「ソ径部の叩打」や「腹部〜ソ径部の伸張」「仙骨の押圧」などが有効です。
 「体形矯正」を軸に、臓器を収める「胸郭(肋骨)と骨盤の形状を整え弾力性をつける」ことに加えて「ソ径部の緊張を解く」ことで内臓の調整・賦活を図りましょう!