2018.9 「神経操法の法則」 講師:本多 茂代先生


 福岡・折尾での九州技術講習会は、本多先生が作成された貴重な資料「神経操法の法則〜臨床神経操縦法〜」を使用して開催いたしました。

 刺激を加える上での注意事項に始まり、頚部・胸部の脊髄神経の操縦法ほか全13種のテクニックを一つずつ丁寧に指導していただきました。(*各論は今月発行の会報をご覧ください)

 神経操法・神経反射法においても他の刺激法と同様に「気持ちが良い」と感じてもらえるような強度や量でなければなりません。受者が抵抗したり、緊張するような刺激では逆効果になってしまいます。さらに、刺激と刺激の間(3呼吸程度)、受者の呼吸に合わせた調整などにより治療効果を高めていきます。

 会の終盤では、押圧の指導もしていただきました。押圧は、体形や脊柱の歪みを整えるだけではなく、脊髄神経の反射を介して様々な部位を調整することが出来る運動系医療の技術の中で最も重要なテクニックです。内臓諸器官に浸透するような刺激になるよう技術の向上に努めましょう!